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記事のバージョン: Enterprise Server 2.17

Organizationに2要素認証を要求する

Organizationのメンバーと外部のコラボレータに対し、Organizatin内の個人アカウントで2要素認証を有効化することを求め、悪意ある者がOrganizationのリポジトリや設定にアクセスするのを困難にできます。

ここには以下の内容があります:

LDAP あるいはビルトイン認証を使っている場合、GitHub Enterprise Server アプライアンスでは 2 要素認証がサポートされます。 Organizationの管理者は、メンバーに対して2要素認証の有効化を必須とすることができます。

SAMLあるいはCASを利用する場合、GitHub Enterprise Server上では2要素認証はサポートあるいは管理されませんが、外部の認証プロバイダではサポートされることがあります。 Organizationでの2要素認証の強制はできません。 Organizationにおける2要素認証の強制に関する詳しい情報については「Organizationにおける2要素認証の要求」を参照してください。

詳しい情報については2FAをサポートする認証方式に関するこのチャートを参照してください。

2 要素認証実施にあたっての要件

Organizationのメンバーと外部のコラボレータに2FAの利用を求める前に、自分自身の個人アカウントで2要素認証を有効化してください。

警告:

  • 2要素認証を要求すると、2FAを使わないメンバーと外部のコラボレータ(含むぼットアカウント)はOrganizationから削除され、自分のフォークやプライベートリポジトリも含めたそのOrganizationのリポジトリにアクセスできなくなります。 Organizationから削除されて3ヶ月以内に個人アカウントで2FAを有効化すれば、彼らのアクセス権限と設定を復帰させることができます。
  • 2FAが要求されると、2FAを無効化しているOrganizationのメンバーあるいは外部のコラボレータは、自動的にOrganizationから削除されます。
  • あなたが、2 要素認証を義務付けている Organization の唯一のオーナーである場合、その Organization での 2 要素認証義務を無効にしなければ、あなたの個人アカウントの 2 要素認証を無効にすることはできません。

2要素認証の利用を要求する前に、Organizationのメンバーと外部のコラボレータに通知をして、アカウントに2FAをセットアップしてもらうよう頼むことをおすすめします。 メンバー及び外部のコラボレータがすでに2FAを利用しているかの確認は、OrganizationのPeopleタブから行えます。

  1. GitHub Enterprise Serverの右上で、プロフィール画像をクリックし、続いてYour profile(あなたのプロフィール)をクリックしてください。
    プロフィール画像
  2. プロフィールページの左側で、"Organizations"の下であなたのOrganizationのアイコンをクリックしてください。
    organizationのアイコン
  3. Organization名の下で、Settings(設定)をクリックしてください。
    Organizationの設定ボタン
  4. Organizationの設定サイドバーで、Security(セキュリティ)をクリックしてください。
    セキュリティ設定
  5. "Authentication(認証)"の下で、Require two-factor authentication for everyone in your organization(Organization内の全員に2要素認証を必須とする)を選択し、Save(保存)をクリックしてください。
    2FA必須のチェックボックス
  6. 求められた場合には、Organization から削除するメンバーおよび外部コラボレーターに関する情報を読んでください。 変更を確認するためにOrganization名を入力し、Remove members & require two-factor authentication(メンバーを削除 & 2要素認証が必要)をクリックしてください。
    2 要素の施行の確定ボックス

Organization から削除された人々を表示する

2 要素認証義務に従わなかったために Organization から自動的に削除された人々を見るには、検索フィールドで reason:two_factor_requirement_non_compliance を使って Audit log を検索します。

  1. 任意のページの左上で、をクリックしてください。

    Octocatアイコン

  2. 任意のページの右上で をクリックします。

    サイトアドミン設定にアクセスするための宇宙船のアイコン

  3. 左のサイドバーでAudit logをクリックしてください。

    Audit logタブ

  4. reason:two_factor_requirement_non_complianceを使って検索クエリを入力してください。

    2 要素認証への非準拠で削除されたユーザを示す Staff tools audit log イベント 検索結果を絞り込むには:

    • 削除された Organization のメンバーの場合、action:org.remove_member AND reason:two_factor_requirement_non_compliance と入力してください。
    • 削除された外部コラボレーターの場合、action:org.remove_outside_collaborator AND reason:two_factor_requirement_non_compliance と入力してください。

    また、Organization 名を使えば、特定の Organization から削除された人を見ることができます:

    • org:octo-org AND reason:two_factor_requirement_non_compliance
  5. [Search] をクリックします。

削除されたメンバーと外部コラボレーターを Organization に復帰できるようにする

2要素認証の利用の要求を有効化したときにOrganizationから削除されたメンバーあるいは外部のコラボレータがいれば、その人たちには削除されたことを知らせるメールが届きます。 そうなった場合には、彼らは個人アカウントで2FAを有効化し、OrganizationのオーナーにOrganizationへのアクセスを求めなければなりません。

参考リンク

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