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Enterprise Server 3.15 は、現在リリース候補として使用できます。

失敗したアップグレードからのリストア

失敗したアップグレードからロールバックする方法について説明します。

アップグレードが失敗もしくは中断したなら、インスタンスを以前の状態に復帰させなければなりません。 この処理を完了させるプロセスは、アップグレードの種類によります。

インスタンスが高可用性用に構成されていて、プライマリ ノードのアップグレードが失敗した場合は、(アップグレードされていない) レプリカをプライマリに昇格させることができます。 また、新しいプライマリ ノードを指す DNS を更新する必要もあります。 作業中のプライマリ ノードを作成したら、新しいレプリカ ノードの作成を検討できます。 「High Availability設定について」および「High Availability設定のリカバリ」を参照してください。

パッチリリースのロールバック

パッチ リリースをロールバックするには、--allow-patch-rollback スイッチを指定して ghe-upgrade コマンドを使用します。 ロールバックする前に、すべてのレプリカ ノード で ghe-repl-stop を実行するか、プライマリ ノード で ghe-repl-stop-all して、レプリケーションを一時的に停止する必要があります。 アップグレードをロールバックする場合は、拡張子が .pkg のアップグレード パッケージ ファイルを使用する必要があります。 拡張子が .hpkg のホットパッチ パッケージ ファイルはサポートされていません。

ghe-upgrade --allow-patch-rollback EARLIER-RELEASE-UPGRADE-PACKAGE.pkg

このコマンドの実行後には再起動が必要です。 パッチリリースでは移行は行われないので、ロールバックはデータパーティションには影響しません。

ロールバックが完了したら、すべてのノード の ghe-repl-start あるいはプライマリ ノード の ghe-repl-start-all を実行することでレプリケーションを再起動します。 「コマンド ライン ユーティリティ」を参照してください。

フィーチャリリースのロールバック

フィーチャリリースからロールバックするには、ルートおよびデータパーティションが整合した状態になることを保証するため、仮想マシン スナップショットからリストアしてください。 「スナップショットの取得」を参照してください。